第19回表彰式案内及び入選作品平成17年4月10日開催
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4月10 日(日)第18 回勿来の関歌会表彰式が、国民宿舎勿来の関荘にて行われ、入賞作5作、佳作10作が表彰されました。
勿来の関を訪れる方々から広く募集した短歌は、関跡に設置した投歌箱に今年も山のように寄せられました。
“短歌”という五・七・五・七・七の5句、31音からなる短い歌の中に、「古き良き時間を懐かしむ心」、「子供たちの成長に思いを重ねる心」、「自然の偉大さに感動する心」など、今の思いを美しい言葉に重ねて詠まれており多くの方々が豊かな「うた心」を持っているということに感動いたしました。今年の入選者と作品は以下の通りです。たくさんのご応募誠にありがとうございました。(下本)
入選作
五首
いわき市長賞        芳賀節子
遠き日に風船爆弾作りしよ
         今日関跡に平和を祈る

いわき市議会議長賞   伊藤雅水
関を訪(と)ふひとに声かけ今年また
     一期一会の茶を点(た)つるかな

いわき市教育委員会教育長賞     中野笙子
義家を 桜の大将と 語りたる 父逝きにけり 関見ざるまま

勿来の関文学歴史館長賞       吉田建一
海めざし舞ひ上がりたり丘の上の
            勿来の関に散る夕紅葉

勿来ひと・まち未来会議会長賞     児玉彩乃
関跡で耳をすませば聴こえます
          きれいなきれいな鳥のさえずり
佳作
十首
        三村信子
沓(とお)き世の小町顕(た)たしめ関跡に
             傘傾けて歌碑を読みつぐ

         池田佳子
一筋の弦を細かく震わせて
            勿来関に蜩(ひぐらし)の鳴く

             冨士毘出夫
桜葉のすでに散りたる枝の隙(ひま)に
       太平洋を見放(みさ)けむと佇(た)つ

             佐藤英二 
君の背を想い出しつつ一人往く 関の細道葉桜の下

             森井 仁
      父さんも関でおむすびたべたよと 
 松籟(しょうらい)聴きつつ孫に言ひたり

      加藤 貴子
「春が来た」桜の下で歌ったよ
             ありと弟あそんでいたよ

        小田倉玲子
      幻聴に姑(はは)が吾(あ)を呼ぶ青葉陰
                      ふりむけばただ木々の葉ずれよ

           関 喜和
武士の名歌刻める碑(いしぶみ)の
               木洩れ日淡き関の坂道

           高橋 文男
並びゐる碑(いしぶみ)読みつつ登り来て
       関所の趾(あと)とふ杜(もり)をもとほる

           大和田 真美
関跡を二人歩いた幸福(しあわせ)を
               子等とかけゆく四人の幸福
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